パンダコパンダ

もはや説明する必要がないくらいに、有名になった宮崎駿さんの初期の作品です。1972年の作品のため、作られた時代は古くなりますが、監督(演出)の高畑勲さんを始めとして、脚本(原案と画面設定)の宮崎駿さんの名コンビによる面白さは製作された時代に関係なくとても素晴らしいのひとことです。声優もハイジで有名な杉山佳寿子さんを始めとして、熊倉一雄さんなどこちらもとても素晴らしい布陣ですよ。

ムーミン谷の彗星

半立体の2次元的なパペットで作品が創られていますが、原作者であるフィンランドのトーべ・ヤンソンさんが自ら企画や監修しただけあって、世界観がとてもいい感じになっています。製作が、1977年~1982年に放送されたシリーズで、やや流れもゆっくりとして情緒がありますが、元の原作の雰囲気が再現されていてとても好感が持てるムーミンのお話です。オリジナルアニメーションの監督は、ルツィヤン・デンビンスキさんです。この劇場版は声優さんにも、こだわりがあるので、ぜひお勧めしますよ。

ピンチクリフグランプリ

ノルウェーのイヴォ・カプリノ監督の作です。パペットアニメです。パペットなのにレースのシーンはとても緊張感があり、小さな男の子がみると興奮するかと思います。近年はCGによるアニメが多くなりましたが、このアニメのようにパペットを使った手作り感のある温かい雰囲気は、パペットアニメならではのよい点だと思いますね。

ピングー

いたずら好きのペンギン、ピングーがおこす色々な話です。セリフはあるのですが、たぶんペンギン語(?)なので、その内容は分かりません。ただし、「ピングー」と叫んだり、行動でほとんど分かるので、小さな子供でも喜んでピングーのまねをするようになりますよ。原作はオットマー・グットマンです。クレイ(粘土)アニメである点もとてもいいです。

テディベアのルドヴィック

四季に分かれて話が進むテディベアのルドヴィックの活躍のアニメです。しかし、活躍と言ってもはしゃぐ感じではなく、一つ一つの小さな出来事、例えば穴のあいた人形を大事にするなどの心温まる活躍です。クマの人形が好きな子供さんのいる家庭では必見です。人形を今まで以上に大事に扱うようになりますよ。パペットアニメで、コ・ホードマン監督の作品です。

ミトン

ロシア(当時はソビエト連邦)のロマン・カチャーノフ監督によるアニメです。セル画によるアニメではなく、人形を一こま一こま動かして撮影するパペット(人形)アニメと言う手法で撮影され、その良さがにじみ出ている作品の一つです。子犬を飼いたかった女の子が、犬に見立てたミトン(手袋)がある時…、という話です。お母さんと娘さんの話でもあるので、見てピンとくる方もいるかと思いますよ。