どうぞのいす

きゃぁー。なんてかわいいうさぎさんでしょう。どうぞのいすは、その通り、いつの間にかみんながどうぞとしてしまう不思議ないすのお話です。こんな風に、あることをきっかけに、いろんなひとにどうぞできるような優しい子供さんに育つと思うと、親としてもとても幸せです。読むたびにどうぞとなってしまい、とても温かい気持ちになれます。作は香山美子さん、絵は柿本幸造さんになります。

おおきなかぶ

ロシアの古くからの民話で、今ではスタンダードな絵本のひとつでしょう。お話は、ほんとうに単純で、かぶを抜くだけのなのですが、おじいさん、おばあさんをはじめとして、いろんな人やいろんな動物が力を合わせることで、かぶを引き抜くことができる、というものです。やっぱり、みんなで力をあわせると、どんなことでも叶うのですね。とっても素敵です。作はロシアのA・トルストイさん、絵は佐藤忠良さん、訳は 内田莉莎子さんになります。

100かいだてのいえ

「いえ」の他にも、「ちか」とか「うみ」とかいくつかの種類がある絵本のシリーズですが、このように縦長で開く絵本はとても珍しいのではないでしょうか。開くページごとに実は繋がっていて、どんどんと上って、最後に100かいにまでいくお話しです。あるようでなかった発想が、とても斬新で、大人も感心してしまいます。もちろん、子供さんにとっても、絵本の中と言えども、どんどん続く展開にとても喜ぶと思いますよ。作と絵は、ともにいわいとしおさんです。

きんぎょが にげた

どこにいるのかなー、とページをめくるたびにわくわくします。小さい子にとって、はじめての探す絵本にもなるかなと思いますよ。「どこかな、どこかな」と言うと、「こぉきょーにぃ、いたぁー」となること間違いありません。絵も色がはっきりしていて分かりやすく、そこも子供の視覚にとって、非常にポイントが高いように思います。作は絵本作家で有名な五味太郎さんです。

赤ずきんちゃん

ちょろりんさん♡から教えてもらいました。一見すると、ぬいぐるみなのですが、裏は絵本になっていて、赤ずきんちゃんのお話しが書いてあります。いつでもどこでも持ち歩きたくなるぬいぐるみ絵本で、とても斬新です。赤ちゃんや小さなお子さんでもとっても喜んでもらえると思いますよ。

ぐりとぐら

大きな卵で、大きなフライパンで、大きなカステラを作る。とっても素敵な発想の絵本です。言わずと知れた名作なので一度は見たことがある方は多いのではないでしょうか。森を進んでいく仲の良いねずみのぐりとぐらにもとても心が温まりますよ。作は中川李枝子さん、絵は大村百合子さんです。

がたんごとんがたんごとん

がたんごとんと擬音語の響きがいいのか、これを読むと親が「がたんごとん」と言うと、あわせて「のせてくださーい」と子供が言うことが多くなります。コミュニケーションの一つとして、絵本がいかに力があるかを理解できる本ですね。絵もシンプルで、こちらもとても素敵ですよ。作はイラストレーターとしても有名な安西水丸さんです。

不思議の国のアリス

しかけ絵本(飛び出す絵本)の代名詞の様な作品です。元々の話はルイス・キャロルさんによりますが、その世界をうまくしかけ絵本にしたのが、ロバート・サブダさんです。ロバート・サブダさんはしかけ絵本の最も有名な方ですので、しかけ絵本とは…という方であれば、これ一冊でも十分に満足できる内容ですよ。子供と読むと、子供もびっくりするだけでなく、大人もあまりのしかけに感心してしまいます。

やっぱりたまごねえちゃん

二人の姉妹がいるご家庭では、なんとなく頷ける話です。頑張ろうとする姉に対して、大きく構える親の気持ちもやはり大事であることが痛感できますね。絵もとてもかわいいので、親しみやすい絵本の一つではないでしょうか。あきやまただしさんの作ですよ。

しりとりしましょ!

あまり店頭では見かけないかもしれませんが、さいとうしのぶさんの作のしりとりの本です。絵がとってもかわいくて、それがいろいろな食べものとのしりとりになっているので、しりとりだけでなく、「この食べ物なに?」という感じで、子供さんにもいろいろな食べ物にも興味持ってもらえますよ。とにかく、そのいろいろな食べ物がキャラクター化されていて、絵を見るだけでもほっこりしますよ。

くろくんとふしぎなともだち

絵を描くようになった時期にぴったりの絵本です。絵をかくとどうなるのかが分かりやすく描かれていて、何もないところから絵への空想を広げてくれます。クレヨンなどの絵を描く道具も大事にする気持ちも同時に持てるので、一石二鳥になるかもしれませんね。なかやみわさんの作ですよ。

バレエをおどるいぬなんていない?

とにかく絵がかわいいです。作はアンナ・ケンプさんで、絵はサラ・オギルヴィーさんになります。女の子が飼っているペットの犬がバレリーナになる話ですが、文と絵による展開の運びにきゅんときます。特に愛犬を飼っているご家庭では、必見の一冊になると思います。

からすのパンやさん

絵本作家のかこさとしさんの代表作の一つです。からすがパンやになっていろいろなパンを作る話です。2ページにわたっていろいろなパンがどーんと出てくる場面があるので、どのパンがいいかといっしょに子供と悩むところですね。作ってほしい…と言われるとなかなか大変ですけど。日本の絵本の名著として、この先もこの絵本の評価は変わらない、そんな作品ですよ。

もこもこもこ

文字数は非常に少ないのですが、その文字の響きが子供にも絵と合わせて内容が分かりやすいようで、小さな子供なら何度も繰り返し眺めても飽きないようです。展開も何気に詩的ですね。それもそのはずで、作は詩人の谷川俊太郎さんです。言葉選びも、詩人さんならではの感性が輝いていますね。絵は元永定正さんですよ。